2022/01/20 20:02

人気絵本作家ロジャー・デュボアザンの絵本をご紹介

色彩豊かで温かみのある絵とユーモアなお話が多くの子どもの心を掴む、ロジャー・デュボアザン。

彼の魅力的あふれる絵本がくまぐまのオンラインショップに入荷しましたので、ご紹介します。


ロジャー・デュボアザン【作家紹介】

1904年、スイスに生まれる。1925年、アメリカに渡る。息子のために絵本を作ったことがきっかけとなって、子どもの本の世界に入り、絵本作家・イラストレーターとして活躍。1980年没。


ロジャーの絵本には、以下の3種類があります。

●ロジャー・デュボアザン自身が物語も挿絵も手掛けたもの

彼の妻であるルイーズ・ファティオが文を書いてロジャーが挿絵を描いたもの

物語は別の作家さんが書き、ロジャーが挿絵を描いたもの


順にご紹介していきます。下記の画像をタップまたはクリックで商品ページにアクセスできます。



ロジャー・デュボアザン自身が物語も挿絵も手掛けたもの〉

『ぼくはワニのクロッカス』

のどかな農場に、とつぜん現れたワニのクロッカス。
あひるのバーサのおかげで、大さわぎしていた動物たちも、農場のご夫婦に見つからないようにかくまってくれることに
農場の奥さんと仲良くなりたいクロッカスは、内緒で大好きな花をプレゼントすることにしました。



『みんなのベロニカ』

動物園から農場にやってきたかばのベロニカ。 気持のよい性格のベロニカは、農場の動物たちと仲良しになろうとします。 でも、動物たちは、本当はベロニカに興味はあっても、よそものだからと、冷たい態度。やがてベロニカは病気にかかってしまい…。


『めうしのジャスミン』

めうしのジャスミンは、農場の裏庭で羽飾りのついた帽子を見つけました。
帽子をかぶったジャスミンを見て、農場の動物たちは大笑い。でも、笑ってはみたものの、実はみんな、帽子をかぶったジャスミンが気になって仕方がありません。みんなが帽子をかぶりだすと、今度はジャスミンが…。



どの絵本も農場という動物の集団の中に変わった動物がいて、最初は怖がられたり、冷たい態度をとられてしまうのですが、最後はみんなに受け入れられるという暖かいストーリーです。動物たちのユーモラスな表情や綺麗な配色にも注目です。



〈彼の妻であるルイーズ・ファティオが文を書いてロジャーが挿絵を描いたもの〉

『三びきのごきげんなライオン』

ロジャーの代表的な絵本作品。
あるフランスの町の動物園に住むライオンの夫婦に、男の子が生まれました。お父さんは、ライオンというものは、チャンスさえ与えられれば、たいていの仕事はできると思っていたので、その子にふさわしいと思える環境を用意しました。でも、結局、ライオンの男の子が自分にぴったりの仕事として選んだのは…。



あか毛のバンタム』

バンタムは、農場のなかでは目立って小さなチャボのおんどりです。いつも、「お庭の大将」と呼ばれる大きくて強いおんどりに追い払われ、時をつくることも、めんどりたちのそばに行くこともできません。ある日、農場の動物たちをねらってきつねがやってきます。きつねは、バンタムが想いを寄せるめんどり、ナネットを…。

こちらの出版が古い本は、同じ内容ですがタイトルが『ちゃぼのバンダム』となっています。



『三びきのごきげんなライオン』では自分に合った仕事を見つけられた時の幸せ、『あか毛のバンタム』ではバンタムの敵に立ち向かう勇気に読後、心が和みます。



〈物語は別の作家さんが書き、ロジャーが挿絵を描いたもの〉

たくさんの年月を、この池にくらしているひきがえるはものごとをよくわかっていた。だから、サギを躱すことなどなんでもないのだ。なぜなら、ひきがえるは、とてもながく生きてきたのだから…。

バーニース・フレシェットが物語を書いています。(バーニース・フレシェットの作家情報は不明)




文の書き手が違うので、他の絵本とは違う印象です。

カエルを捕らえようとそっと近づくサギと、年をとったカエルのやりとり。カエルは、さすがの年の功です。



くまぐまで扱っているロジャー・デュボアザンの絵本をご紹介しましたが、ロジャーは他にも数多くの作品を手掛けていますよ。

ロジャー・デュボアザンをご存じなかった方にも、興味を持っていただけたら嬉しいです。