2022/08/02 17:20


暑すぎる夏やコロナ禍で外出を控えている方でも、涼しいクーラーの効いたお部屋で夏を感じることのできる絵本9作品をご紹介します。
掲載の本はご購入できますので、下記画像をタップまたはクリックで商品ページへアクセスしてみてくださいね。


①くさはら

川原でちょうちょを追いかけているうちに、背の高い草にかこまれてしまった女の子のおはなし。
『くさはら』といえばピクニックなど明るく楽しいイメージだけでなく、猛々しい一面もあるというのを描いた絵本。
夢中で遊んでいたら、周りに見知った顔が見えなくて不安になったという子供の頃を思い出してノスタルジックな気分になります。


②くさはら どん (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)

草原には、いろんな生き物がかくれています。あぜ道で、林で、川原で、“どん”。それぞれの場所で、ひっそりと息をひそめていた生き物たちの姿と、足を“どん”と下した時にとびだしてくる姿を美しい絵で描く。
自分が虫などの小さな生き物になったような視点で描かれたユニークな絵本。文字は少ないので細やかな絵をじっくり見てみてください。


③夏の虫 夏の花 645種の身近な生きものの世界  (福音館のかがくのほん)

草木が勢いよくしげり、虫たちが活発に動き出す夏に、公園や道ばた、草むら、田んぼ、畑、河原や林などの身近な場所で出会える虫や花、645種を描いた図鑑絵本。図鑑に親しむ入り口としてもピッタリです。
この本を読むと近所の虫や花をすぐにでも観察しに行きたくなります。


④のばらの村のものがたり(2) 小川のほとりで / のばらの村のものがたり(2) 新装版 小川のほとりで

自然とともに暮らし、四季を楽しむ野ねずみたちの様子を描いた「のばらの村のものがたり」シリーズ2作目の夏の物語。
夏至まつりの日に、ダスティとポピーの結婚式をすることになりました。2人の希望で、式は涼しい小川の上で行うことに。
結婚式の準備から川の上での結婚式の様子を、のばらの村の自然豊かで美しく、可愛らしい絵で魅せます。



⑤むぎばたけ

初夏の夕べ、小さなハリネズミが月夜の冒険に出発しました……。ハリネズミは、ノウサギのじいさんに出くわします。ムギ畑へ行くことを伝えると、ノウサギのじいさんもお供することになりました。川へ着くと、カワネズミに会いました。静かで美しい夜の田園の中でひそやかに繰りひろげられる小動物たちの冒険です。
ムギ畑へ着いて、小麦が風にそよぐ姿、音を聞く場面の描写は、夏の夜ならではの癒しの時間を体験できます。


⑥しろくまパパのソフトクリーム

ソフトクリームを買いにきたのに、忘れちゃうなんて、まるで小さな子どもみたいなしろくまパパ。そんなしろくまパパの楽しいお買い物を描いたおしゃれでユーモラスな絵本。
しろくまパパが本来の目的のソフトクリームを思い出すまでの様子が楽しく、そしてソフトクリームを特別なものに感じて、とても食べたくなります。


⑦きんぎょのおまつり

きょうからフーちゃんのまちは、お祭りです。フーちゃんがお母さんに浴衣をきせてもらってしたくをしています。それを見ていたきんぎょのアカさんは、フーちゃんたちと一緒にお祭りへでかけることになりました…。
コロナ禍でお祭りが開催できない地域も多いですが、夏祭りの雰囲気を堪能できる夏らしい一冊。


⑧ザトウクジラ 

赤道付近のあたたかい海で、遊んだり、パートナーを探したりしたザトウクジラは、えさを求めて、北極や南極まで何千キロという旅に出るのです…。広大な海でたくましく生きるザトウクジラの暮らしを、美しい絵とともに描く。
夏がテーマになっている絵本ではないのですが、レナード・ワイスガードの絵が美しく、海の色がとても涼し気です。


⑨うみべのハリー

海辺にやってきた犬のハリーは、かんかん照りが苦手。うちの人のパラソルに入ろうとしますが満員で追い払われます。疲れて座り込んでいると波に巻き込まれて海の中へ。海藻が巻きついたハリーはおばけと間違えられてしまいます。
人出の多い海水浴シーズンには犬も迷子になるのでしょうか?ハリーに同情やハラハラしつつ、やっぱり最後はホッと安心できる夏の物語。